【三島由紀夫サイン本】『獣の戯れ』新潮社 昭和36年9月30日初版 挿絵東山魁夷
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【長編小説5作目】 獣の戯れ』は、1961年(昭和36年)6月から9月まで『週刊新潮』に13回にわたって連載され、その後単行本として出版されました。三島由紀夫氏にとって、長編小説としては『仮面の告白』『愛の渇き』『潮騒』『鏡子の家』に続く5番目の作品となります。 この作品は、フランスの小説家レイモン・ラディゲの作品に対抗した、あるいはその影響を受けたと解説されることがあります。また、新潮文庫版の解説者である田中美代子は、「草ぼうぼうの廃墟からたちのぼる夢の如き物語の体裁や、登場人物たちの顔の描写などに、私たちは明らかに能の痕跡をみとめるであろう」と述べており、複式夢幻能との類似点も指摘されています。登場人物の表情が能面を思わせる描写がある点も特徴的です。 【東山魁夷による装丁】 東山魁夷氏が挿絵、見返し、扉の絵を手がけた『獣の戯れ』の装丁は、一般的に非常に高く評価されています。彼の絵は、三島由紀夫氏の作品が持つ耽美的で退廃的な雰囲気、そして物語の持つ幻想的な世界観と見事に調和し、作品の魅力を一層引き立てています。 具体的な評価として、東山魁夷氏の静謐で叙情的な風景画が、三島由紀夫氏の描く人間の心の深淵や愛憎の物語に、独自の奥行きと美しさを加えています。特に、その色彩感覚や構図は、読者に強い印象を与え、作品世界への没入感を高めるのに貢献していると言えるでしょう。この装丁は、文学と美術の幸福な出会いとして、高く評価され続けています。 【交友のあった著名人への寄贈本】 このサイン本は私が赤坂の職場に勤務していた際に、ご近所に住まわれていた三島由紀夫と交友のあったある著名人が所蔵されていた蔵書を処分されていた時に、ご親族から譲っていただいた中に含まれていたものです。おそらくサイン本と明記された編集部作成と見られる栞(最後の写真を参照)が差し込まれているところを見ると、新潮社編集部から三島由紀夫氏の依頼で直接寄贈された本かと思います。カテゴリー:本・雑誌・漫画->本->文学・小説商品の状態:やや傷や汚れあり配送料の負担:送料込み(出品者負担)配送の方法:らくらくメルカリ便発送元の地域:山梨県発送までの日数:2~3日で発送photo_description
【三島由紀夫サイン本】『獣の戯れ』新潮社 昭和36年9月30日初版 挿絵東山魁夷文学・小説
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